品質のお話

 韓国では、紅参も古くから馴染みのある生薬で、その特徴についても広く理解されています。しかし、生育条件が違えば成分や効果に差が出るのも事実。そこで鎮安郡では、紅参の品質をより確かなものとするため、鎮安郡立高麗紅参研究所を開設。郡長の指示のもと、様々な面から紅参の生産を管理・支援しています。
 研究所では、土壌の温度や日照時間などのデータをもとに最適な環境づくりを支え、収穫された人参の検査も実施しています。もともと農薬の使用は厳しく制限されていますが、研究所では実に200種類もの残留農薬検査を行う徹底ぶり。国を挙げての鎮安ブランド確立に、妥協の余地はありません。


紅参のさらなる可能性を
 科学的に解き明かします。

 万病薬とも呼ばれる紅参ですが、その実力にはまだまだ未知の部分が残されています。
  高麗紅参研究所ではサポニンの種類をはじめとする有用成分の種類や量、それぞれの効能などの検査も積極的に行っており、日々、着実な成果を得ています。糖尿やガンといった病気との関連もテーマのひとつ。また、鎮安郡庁では紅参課とともにアトピー課が設けられており、紅参による体質改善の可能性についても調査研究が進められています。
  一方で、紅参づくりに携わるメーカーと共同で新商品開発を推進するのも、研究所の役割。生薬としての利用以外にも、お茶やドリンク剤、タブレットなど、多彩な商品が韓国内では流通しています。そのほか、紅参入りのキャンディやゼリー、チョコレートといった意外な商品も。最近は紅参入りの化粧品が人気だそうです。
  時代を超えて人々の美と健康を支えてきた紅参。その力をもっともっと引き出すため、鎮安郡の取り組みはこれからも続きます。

日本でも検査を実施。
 国内基準を満たす安心感を。

 高麗紅参研究所で品質の調査を終えた商品は、日本に到着したのちに重ねてチェックを受けます。
残留農薬の検査、アイテム・ロット毎の成分分析をはじめ、チェック項目は多岐にわたります。
また、韓国と日本では薬事法にも違いがあるため、その点にも留意して、日本国内の基準を満たすかどうかを第三者の立場からしっかりと確認。
いくつものハードルをクリアした、安心できる品だけを、皆様のお手元までお届けしています。